台風の中心が遠く離れていても、安心しないで!

<当会会員の板井秀泰(印西市)様よりご寄稿いただきました>

「台風の中心」がどこに来るか、非常に重要な情報です。
でも、「台風の中心」にばかり注目していると、安全確保のタイミングを逸します。
この動画は、令和4年台風第14号の事例です。
9月18日、台風の中心は、千葉県から遠く離れた九州の南海上にあります。
しかし、千葉県を含め、首都圏では、南から暖かく湿った空気が入って大気の状態が非常に不安定となり、局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降りました。
浸水等の被害が発生したところもあるようです。
過去の事例では、竜巻や線状降水帯が発生したこともあります。

台風の中心が遠く離れていていても、警報・注意報、気象情報などにも留意し、
日頃から風水害に備えた対応を心がけてください。

(参考)
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