油断していませんか?今の時期から「熱中症」に注意が必要です

<このコラムは当会会員である印西市の板井秀泰様よりご寄稿頂きました。>

「熱中症」に注意が必要なのは夏だけではありません。
暑さに慣れていない今の時期から「熱中症」に注意してください。

◆「暑熱順化(しょねつじゅんか)」という言葉を聴いたことはありますか?
人間の体は、体温が上がると、皮膚血管を広げて血流量を増やし体の表面から熱を逃がすほか、汗による気化熱で体温を下げる機能が備わっています。
しかし、この機能は1年中働いているわけではありません。周囲が暑くなると2週間ほどかけて徐々に高まり機能するようになります。
「身体が暑さに慣れてきた」という状態です。「暑熱順化」といいます。

◆特に今の時期は、前日との気温差、最低・最高気温の差に注意
夏であれば、毎日暑く、自然と暑さに備える意識が働きます。
しかし、今の時期、夏のように気温が高くなくても、日中と夜間の気温差、日々の気温差の大きな時期になります。
身体が暑さに慣れていないので体温調節機能がうまく働きません。
意識して対策を取らないと、熱中症になるリスクが高くなるのです。
夏のように気温が高くなくても、前日との気温差、最低・最高気温の差に注意し、気温の変化に備えた対策をおねがいします。
高齢者や赤ちゃんなど、体温調節能力が十分ではない方への配慮もお願いします。、

〇関連リンク
熱中症に注意しましょう(千葉県ホームページ)
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