1/21(日)「防災フェアふなばし」船橋市民文化ホールで開催

南阿蘇防災官による防災講演会をメインとして、船橋市民文化ホール(船橋市本町2-2-5)で1月21日、「令和4年度防災フェアふなばし」が開催され、約300人の市民が参加しました。濱本武將事務局長も、防災士、地元自治会長、避難所運営委員長として参加しました。
主催は船橋市と船橋市自治会連絡協議会でした。同イベントは「防災とボランティア週間」に合わせて毎年開催し、自主的な防災活動の認識を深め、災害への備えの充実強化、地域防災力の向上を目的として実施しています。例年、講演会のほかパネル展示なども行っていますが、新型コロナウイルス感染症対策の観点から、前回に続き、今回も規模を縮小しての開催となりました。
防災講演会は南阿蘇防災官の藤原松男さんを講師に招き、「熊本地震以降における南阿蘇村の自主防災組織」をテーマとした講演会が行われましたた。会場の外では、船橋市アマチュア無線非常通信連絡会による無線通信の実演などが行われ千葉県支部防災士のメンバーも参加していました。
講演会の前に、松戸徹市長は「防災活動は地域の人の協力がなくてはできません。今回の講演会で学んだことを地域の人たちに伝えて、いつ起こるか分からない自然災害に備えて防災意識を高めてもらいたいです。また各地域の防災活動が活発になればうれしいです。」と呼びかけました。
また、船橋市自治会連合協議会の会長・平川道雄さんは「今年も規模を縮小しての開催となりましたが、貴重な講演会も開催することができてよかったです。いろいろなことを学びたいです。」とあいさつをしました。
講師の藤原さんは、2012(平成 24)年の九州北部豪雨災害では各地の被災現場での救助活動を行い、2016(平成 28)年の熊本地震では被害の大きかった阿蘇南部において、南部分署長として災害対策本部や現地対策本部で指揮をとった経験を持ちます。
講演会では、災害当時の状況や災害後の新たな取り組みなどをVTRで紹介しながら、「日頃から心構えを持つことが大事です。ハザードマップを確認したり、家族で災害について話したりしておいてほしいです」と訴えました。「災害は忘れたころに、ではなく、災害はすぐそばにあることを忘れないでほしいです。自主防災組織単位での地区防災計画の策定、見直しが大切です。」とも訴えました。