災救マップ説明会実施報告

日  時:2022年8月1日(月)10:00-11:00
場  所:千葉県庁中庁舎災害対策課
開催名称:災救マップ説明会
内  容:座学、意見交換
講  師:大阪大学大学院  稲場圭信 教授、川端亮 教授
参加人数:日本防災士会千葉県支部2名、千葉県防災危機管理部防災対策課等職員約15名

8月1日(月)千葉県様向けに『災救マップの取り組み 住民が助かる、職員の負担が軽減される災害時の避難所情報システム』と題して災救マップ説明会が開催されました。

災救マップは、災害時の施設混雑やインフラ稼働状況を伝える仕組みで、指定避難所、緊急避難場所、および寺社等宗教施設あわせ約30万件のデータを持つ日本最大級の災害救援・防災マップであり、スマートフォンやタブレットからも閲覧可能です。これにより避難所の状況の視覚化や地域住民、メディアに対する迅速な情報共有が可能となり、効果的な避難行動や分散避難につなげることができます。また、災救マップで確認することにより、避難所の状況の役所への問い合わせが減少し、災害時に職員の負担軽減が期待できます。また、誰でも1時間の研修で簡単に使うことが可能なUIとなっています。

プロジェクト代表者である大阪大学大学院の稲場圭信教授ならびに川端亮教授が講師を務め、専門的な知見をもとにした詳細な説明の後、活発な質疑応答が行われました。

NPO法人日本防災士会では『災救マップを活用した災害時協力に関する協定』を締結しています。

災救マップは既に南九州市、鹿屋市で運用されており、今後更なる普及が期待されています。

日本防災士会千葉県支部は、9月1日の第43回九都県市合同防災訓練千葉市会場、10月23日の九都県市合同防災訓練(千葉県会場:大網白里市)にて災救マップの展示とデモンストレーションを行います。

※災救マップは大阪大学の知的財産です。災救マップの普及については、大阪大学社会ソリューションイニシアティブ(SSI)の基幹プロジェクトとして推進しており、一般社団法人地域情報共創センター(RICCC)が社会実装を担っています。

関連資料は次の通りです。
RICCC減災チラシ
災救マップ説明会資料