2022年度年次総会・記念公演開催報告(千葉県船橋市)

【総会報告】

5月29日(日)、2022年度総会が、船橋市東部公民館にて開催されました。支部規約による総会成立の宣言後、支部長代理(副支部長)挨拶、議長の選任ののち、以下の議事が審議されました。

議事

<議案> 第1号議案 2021年度事業承認

第2号議案 2021年度決算承認

(1) 2021年度活動費計算書

(2) 日本防災士会千葉県支部財産等報告書

(3) 2021年度監査報告書

第3号議案 2022年度事業計画

第4号議案 2022年度事業予算

<報告事項>

第1号報告 役員等選任

 

全ての議案が、慎重に審議された後、支部規約に基づき承認されました。

なお、会場出席者から会員の拡大等について質問があり、事務局から、会員拡大については、女性を含む有資格者へのアプローチの強化、将来を見据え小・中・高生が防災士への理解を深めてもらえる機会を拡大する旨の回答をいたしました。

また、本年度の役員、監事、参与は次のようになりました。

 

役員

支部長   馬場内 則 子

副支部長  瀬 戸 美佐子

副支部長  高 木 一 彦

事務局長  濱 本 武 将

理事    鬼 島 正 和

理事    十 枝 和 男(会計)

理事    徳 永 由美子

 

監事      吉 田  一 成

参与               矢  野  良  明

 

【記念講演】

演 題 「防災士の任務分析」と活動の在り方を考える

講 師  内田 豪 (八街市危機監理官)

要 約 任務分析においては、職務の分析が肝要であり、職務内容の明確化が必要である。必要な知識・経験・能力・作業環境を考慮し、マネジメントのため責任と権限を付与することも組織として重要となる。職務の難易度が存在し、立場にあるものは設定された目標に対して、根拠と論理的考察から状況判断し決断(決心)する必要がある。組織にある者は、任務(職務)遂行における地位と役割があり実現可能な目標・目的の順位付けをするとともに、実行可能な行動方針として5W1Hを確認し、実行不可能と思える時は初心に戻り、PDCAサイクルによる思考実験を重ね、実行可能とするための練度を高めなければならない。同じ職務であっても、当然、平時・有事・行動時それぞれにおいて異なる視点からの状況判断・決断・行動が求められることとなる。

以上の分析を踏まえ、防災士個人として支部としての活動の在り方は、十分な任務分析を行い、それぞれの職務・地位・役割を熟知し活動することが肝要である。

支部活動の「地区(地域)防災計画策定」としては、流山市・市原市の2市にしか「地区(地域)防災計画策定の手引き」がないので、各市と関わりその策定への関与や目標・目的、到達基準を明確にした地区防災計画を策定し、計画に基づく防災訓練を行い、計画の検証・反映等を継続する活動を推進する団体であることを願っている。支部として、基本方針・活動計画に基づく着実な活動に期待している。