遠くの雷でも注意が必要です

皆さま方には大変お世話になっている八千代市の矢野です。

防災活動お疲れ様です。

本日(8月12日)は埼玉県南部を中心に広い範囲で雷雨がありました。

遠くで雷が、“光って(電光)いても”、“ゴロゴロと鳴って(雷鳴)いても、注意が必要です。

これを説明するためのプレゼンを作りましたので、皆さまにもご利用いただければと思い、投稿した次第です。

資料には画像を使っていますので、どうしてもファイルが大きくなってしまいます。

恐れ入ります。ダウンロードをお願いします。

1ページでは、埼玉県南部で積乱雲(雷雲)が発達して、滝のように降る“非常に激しい雨(50~80ミリ/時間)”が降っています。

これに伴いさいたま市などでは大雨警報(浸水害)や洪水警報も発表されました。

2ページは、1ページの画像に、示される時刻(14時10分)の5分前からの雷放電を入れたものです。

■は対地放電、すなわち地上に雷が落ちた“落雷”です。

×は雲の中や周囲の雲との間で起きた放電、“雲放電”です。

注目していただきたいのは、雨が降っていないところ、少し離れたところでも雷放電があり、墨田区・江戸川区・市川市・船橋市などでは、落雷(■)が起きていることです。

5分後の3ページでは品川区や羽田空港付近でも同様の落雷があります。

雨が降っていなくても、積乱雲や怪しげな黒い雲が見えだしたとき、遠くに積乱雲(雷雲)、電光や雷鳴(一般的に20㎞以上では聞こえないとされています)があるときでも、注意が必要です。“雷はずっと向こうだから、まだ大丈夫”は、間違いです。

特に、屋外で、周りに高い建物などがなく、自分が高さ的に突出してしまう、グランド・ゴルフ場・堤防・山頂などでは特に注意が必要です。

安全なところは、鉄筋コンクリート造りの建物の中や車内などで、木造でも基本的には安全ですが、窓や外壁から離れるのが良いようです。

落雷による事故が毎年起きてます。

年によって大きく数が異なりますが、数人が亡くなり、10~20人が負傷しています。

4ページは雷についてお話しするときに用いているクイズです。

「さて、(1)から(4)のどれが大丈夫でしょうか」と問いかけ、考えていただきます。

「答えは、どれも大丈夫ではありません。雷は地震に次いで大変怖いもの(?)です」

「地震、、火事・・・とよく言われていますよね」

気温の平年値から見ると、一年中で最も暑い時期が過ぎたところですが、身体に応えるほどの厳しい暑さは今暫くは続きそうです。

皆さまにおかれましても、ご自愛専一のほどよろしくお願いいたします。