新型コロナウイルスの巣ごもりも疲れてきました
大変お世話になっています。
このところ新型コロナウイルスのニュースが続いています。巣ごもりも一か月余りになると、ストレスと共に心身ともに疲れてきました。この難局を早く乗り越えられるよう願っています。
誠に恐縮です、今回は防災の話ではありませんが、危機管理という観点から、気づいたことを記述させていただきました。
防災・災害では、経験だけではなく、歴史に学ぶ必要があると説かれますので、感染症について、特に“スペイン風邪”について、ウィキペディアや国立感染症研究所・感染症情報センターやなどのHPを見たところ、恐怖が数倍増し、今回の新型コロナウイルスも歴史に残る惨禍になってしまうのではと危惧しています。
○ウィキペディアのスペイン風邪
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%8B%E3%81%9C
○国立感染症研究所・感染症情報センターの次のURL「Q2. 過去におこったインフルエンザ・パンデミックにはどのようなものがありますか?」の「○ スペインインフルエンザ(1918-1919)」
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/pandemic/QA02.html
これらには、凡そ次のようなことが書かれています。
1918~1920年のインフルエンザ・パンデミック、日本では通称「スペイン風邪」と呼ばれている。発症起源は特定されておらず、スペインではない。当時の世界人口は18~19億人で5億人が感染。死者は4,000~5,000万人、一説では1億人と推定されている。当時の日本の人口は5,500万人、感染者は2,300万人、死者は38万人。米国では平均寿命が約12歳低下した。(マスコミはこのような話を報じていません)
また、当時の対策は、「患者の隔離、接触者の行動制限、個人衛生、消毒と集会の延期とありきたりの方法に頼るしかありませんでした」とありましたが、約100年後の現在起きつつある新型コロナウイルスへの対策とほぼ同じであることに唖然としてしまいます。当時の写真にはマスクをしている人が多く写っています。 “ウイルス”についてまだ分かっておらず、“細菌”しか知らなかった当時から100年、医療などが格段に進歩した現在でも、“未知の感染症”への対処については、発展・発達はないのかと感じてしまいます。
当時に比べ、世界人口も3~4倍ほどに増え、交通が発達し、人の往来も激しくなっているので、感染拡大のスピードも格段に速くなっているのではないでしょうか。
これらを考え合わせると、2017年9月にレントゲン撮影の後、肺炎と診断され即入院、9日間病院で過ごした経験のある、しかも70を過ぎた、私にとっては大変な脅威です。
災害防止も感染拡大防止も危機管理対応として先手必勝だと思っています。ウイルスが感染してから症状がでるまでにはおよそ5日ほど、場合によっては症状がでないようですので、今日の感染者数に一喜一憂では済まされないようで、感染者数グラフの先を見通してゆくべきなのでしょう。感染爆発の重大局面とする日々が長すぎるようにも思います。
マスコミは、外出自粛でお客が少なくなっているとか、キャンセルが増え、売り上げが少なくなっていると報じていますが、深刻な影響は客商売だけでなく多方面にわたるのは当然だと思います。でも、まずは早く感染拡大を何とかして食い止めないと、その影響は更に拡大し更に長期化し、必要な経費も莫大になってゆきます。この期間を短くするには、私も“3密”と言われることを守ってゆきたいと思います。
日本の底力、さすがニッポン、クールジャパンを世界に示せることができれば良いのですが、それには皆様とともに新型コロナウイルスの感染拡大防止できればと考えています。