千葉県も例外ではない!いつ起こるかわからない震度6強の地震

<このコラムは当会会員である板井秀泰様(印西市)よりご寄稿いただきました>

みなさんは、家の地震防災対策してますか?

千葉県における想定地震の震度分布図を視てください。
地域を問わず、震度6強の強い揺れとなる可能性があり、予防的な対策が必要な状況なのです。

震度6強がどのような地震なのか、気象庁パンフレットをご覧ください。
固定していない家具は倒れ、耐震性の低い木造住宅は傾くものや倒れるものが多くなります。
本震で耐えられたとしてもダメージを受けていますので、その後の余震で倒壊するかもしれません。
震度6強は、命に関わる揺れなのです。

ちば県民だより 令和5年3月号」では、「いまこそチェック 巨大地震への備え」が特集されています。
その特集のなかで、ぜひ、注目いただきたい記事は「家の中の備え」です。
「家の中の備え」ができていると、自宅で避難(安全確保)できる可能性が高まるからです。
避難所には、多くの人が避難してきます。密集状態となりますので、できればそれを避け、どうしても避難所でなければならない方に使っていただけるよう、自宅で避難できる「家の中の備え」をすすめておきたいところです。

少し話はそれますが・・・
避難所は、市町村役場の職員が運営するのではなく、私たち地元住民が主体となって運営することが基本となります。その運営において特に深刻となるのが「トイレ問題」です。
水道、電気など、ライフラインが途絶しているのは避難所も同じです。そこに大勢の避難者が押し寄せるのです。
避難所における「トイレ問題」は、内閣府から「避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン」が示されるほど深刻なのです。
このガイドラインの「Ⅰ.現状と課題」だけでも目を通していただけると、その深刻さが感じられるかもしれません。

自宅で避難(安全確保)する場合でも、すぐに「トイレ問題」に直面することになります。
ぜひ、「トイレ問題」も忘れずに平時から「家の中の備え」に力を入れてください。

〇関連リンク
避難所の生活環境対策:内閣府

地震・津波対策:千葉県

千葉県の地震活動の特徴:地震調査研修推進本部

千葉県が影響を受けた主な地震・津波災害(江戸時代以降):千葉県