楽しみながら避難行動を疑似体験! ~ひとりでもできる『災害避難ゲーム』~

<当支部会員の板井秀泰(印西市)様よりご寄稿いただきました>

防災を、『災害避難ゲーム』で楽しみながら学ぶ取組が増えています。
でも、実際に企画実施するのは難しい・・・そう思っていませんか。

実は、使い方を含めて公開している簡便なゲームがあるのです。しかも無料で・・・・
以下に紹介するゲームは、グループはもちろん、ひとりでもできます。

1、震度6強体験シミュレーション:内閣府
このゲームは、震度6強の地震に対する行動を疑似体験するロールプレイングゲームです。
インターネットの利用できる場所なら、誰でも自由に使うことができます。
このゲームの最大の狙いは、『事前準備の重要性にきづく』ことです。
ゲームを2回実施し、1回目は『家具固定なし』『耐震強度なし』で挑みます。
ここで失敗しても、2回目に『家具固定あり』『耐震強度あり』で挑み、事前準備の有効性・重要性に気づく(印象に残る)よう設計されています。

2、きいちゃんの災害避難ゲーム:和歌山県
このゲームは、「津波から逃げ切ろう!」と「みんなで協力して避難所運営しよう!」の2種類あります。
誰でも自由にダウンロードできます。

《ゲーム1:津波から逃げ切ろう!》
紹介動画(約1分10秒)
ゲームのルール等説明動画(約3分35秒)
このゲームの狙いも、『事前準備の重要性にきづく』ことです。
1回目は『事前準備なし』で挑みます。ここで失敗(津波到達前に避難できない)しても、
2回目に『事前準備あり』で挑み、その有効性・重要性に気づきます。

《ゲーム2:みんなで協力して避難所運営しよう!》
紹介動画(約1分15秒)
ゲームのルール等説明動画(約4分)
避難所運営は、防災訓練や研修会などで扱うことがなかなか難しい題材です。体験する機会も限られます。ぜひ、利用してみてください。
自治会役員はもとより、ひとりでも多くの地域住民の方が体験しておくと、いざ本番となった時、少しでも「みんなで協力して避難所運営」に近づけるかもしれません。
なお、このゲームは、カード表面(★印の番号が付いた方)の課題を読んで対応を考え、カードの裏面で答え合わせをするだけでも、「避難所運営」の基本的な考え方や知識が身につきます。ひとりでもできるゲームです。