会員向けスキルアップ講座 -自然災害と情報活用シリーズ- 『房総半島を襲った過去の地震を研究する』実施報告

日  時:令和3年9月25日(土)20:00~21:05
場  所:ZOOMミーティング
開催名称:-自然災害と情報活用シリーズ- 『房総半島を襲った過去の地震を研究する』
内  容:座学
講師:石川孝防災士(茂原市)
参加人数:20名

令和3年9月25日(土)、会員向けスキルアップ講座-自然災害と情報活用シリーズ-  『房総半島を襲った過去の地震を研究する』が行われました。

【講義の内容】
・房総半島を襲った過去の地震
・千葉県に被害を及ぼした主な地震
・延宝地震の被害状況
・元禄地震の震源域
・元禄地震の被害
・元禄地震の供養塔
・房総半島の隆起と沈降
・江戸時代の避難所
・延宝・元禄地震に基づいた浸水予想図
・房総半島の震度分布
・今後の地震への警戒

房総半島で過去の地震・津波被害について、フィールドワークも含めて丹念に収集された客観的な資料を基に、詳しい説明がなされました。

また、参加者との意見交換が行われ、今後房総半島でいつ震度6強の地震が起きてもおかしくないこと、津波に対する必ずしも科学的ではない楽観論、津波の遡上が十分に考慮されていない防災計画の問題点、広域避難を含めた住民の避難行動等について知見が示されました。

過去の災害の歴史を知り、地震への警戒や備えについて認識を新たにする良い機会となりました。