皆さんは、台風の「予報円」が何を意味しているのか、ただしく認識されていますか?
<当支部の会員である板井秀泰様からの情報提供です。>
日本は、毎年台風の影響で大きな被害を受けています。
ご承知の通り、千葉県も例外ではありません。
テレビなどで伝えられる <台風の進路予報(予報円)> が何を意味しているのか、みなさんは、ただしく認識されていますか?
大きな円を見て、台風が「どんどん巨大化する?」と誤解する人もいるようです。
「予報円」とは、台風の中心が到達すると予想される位置を、誤差を勘案して示したものです。進行方向や移動速度の予報誤差を表現するため、点ではなく領域を円で示しています。
必ずしも、予報円の中心に到達するとは限らないので <台風がこの円の中に入る確率は70%> で示すようなケースもあります。
台風の進路予報は、最新のデータを踏まえて更新されます。
気象庁ホームページなどで常に最新の情報を確認し、利用するようにしてください。
台風経路図(気象庁ホームページ)
https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#contents=typhoon
なお、必ずしも予報円の中心を結ぶ線に沿って進むわけではないという点にも留意が必要です。
(ご参考)
リーフレット「台風情報の見方」
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/typhoon-info/index.html
台風進路予報の改善について(気象庁 報道発表)
https://www.jma.go.jp/jma/press/1906/12a/20190612_typhoon_yohoen.html