短時間の大雪に一層の警戒を呼びかける気象情報について

防災活動お疲れ様です。

皆さま方には大変お世話になっている千葉県八千代市の矢野です。

今年も何とぞよろしくお願いいたします。

寒波が日本列島を襲い、これから10日にかけて北陸や新潟を中心に大雪になる見込みです。
関東地方・太平洋側の皆様には、雪の怖さ、これから記述させていただく雪の情報について、実感や関心が今ひとつかも知れませんが、ご容赦下さい。
気象庁は、平成元年11月13日から、新しい雪の情報の提供を開始しています。

その一つは、前回もご紹介させていただきました「現在の雪(解析積雪深・解析降雪量)」です。
積雪・降雪の分布を推定した情報で、雪の観測が行われていない地域を含めて、積雪・降雪の分布を把握でき、外出予定の変更や迂回経路の選択に利用していただい
ています。
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/snow/jp/#zoom:7/lat:37.164670/lon:138.439141/colordepth:normal/elements:snowd
この情報については、関東地方に雪が降った場合にも活用をお願いしたい情報です。

また、平成元年11月13日から同時に運用が開始された雪の情報があります。
短時間の大雪に対する一層の警戒を呼びかけるために、山形県・福島県(会津地方)・新潟県・富山県・石川県・福井県に限りますが、言うなれば、「記録的短時間大雨情報」の大雪版と言ったところでしょうか。
この情報が、運用開始後、初めて(昨日7日)富山県気象情報として発表されましたので、ここ数日の間であれば、次の富山県「府県気象情報」でもご覧いただけます。
https://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/324_index.html
件名は「顕著な大雪に関する富山県気象情報」です。

今日(8日)は、福井・石川・富山・新潟でも発表がありました。
大雪が観測された事実を基に速やかに発表されますので、見出しのみの文書(短文形式)情報です。
発表のタイミングは、顕著な降雪が観測され今後も継続される見込みの場合で、警報基準を大きく上回る(およそ1.2~2倍)降雪量を予想し、大規模な交通障害等が迫っていると考えられる段階です。
各市町村、平地または山地によって発表の目安は異なり、情報の効果を検証して適宜見直されてゆきます。

ご参考まで