県立木更津高校・高校1年生がDIGで学ぶ
日本防災士会千葉県支部支部長が講師を、防災士のスタッフが各グループに入り、12月10日(日)、県立木更津高等学校にて文部科学省スーパーサイエンスハイスクール(SSH)活動の一環として、KISARAZU開拓ラボ連携講座 「今、防災を考える」が実施されました。
1.事前課題の発表
参加した生徒には予め「①水に関する地名」、「②今までに体験した災害」を挙げて頂きました。木更津市、千葉県、全国と様々な範囲で地名について調べ、今まで体験した災害についても家族からの体験談も含め詳しい回答が得られました。
2.防災マップ制作と考察
生徒は4-5人の班に分かれ、それぞれ防災士のアドバイスを受けながら作業を進めました。まず、まちの構造を分析し、リスク要素をプロット、その後水害グループと地震グループに分かれてWeb版ハザードマップを見ながら被害想定地図に記入し災害時の行動について考察しました。
3.考察結果の発表
班で考察した災害の様相やリスク、自分たちが取るべき行動についてそれぞれの班から発表を行いました。
4.他の地域への応用
今回学んだ手法を今回地図に含まれなかった範囲や他の地域でも応用できるよう、説明を加えました。
参加した生徒は事前課題や当日の防災マップ制作作業に真剣かつ前向きに取り組みました。グループ作業では協力しながらそれぞれの考えを延べ、防災士との真剣なやり取りも随所で見られました。発表では自分たちが居る場所と被害の関係をしっかりと理解した上で、避難行動に関して合理的な対応策を導き出すことが出来ていました。
今回の図上訓練で学んだ手法が自分たちの住む地域や家族に展開され、今後の生活に役立つことを期待します。
講座の計画・実施に当たり多大なるご協力を頂きました県立木更津高等学校の先生方にこの場をお借りして感謝申し上げます。