12/11(土)スキルアップ講座 自然災害と情報活用シリーズ-『気象情報会社の取り組みと気象情報サービスの防災・減災への利活用について』 実施報告

日  時:令和3年12月11日(土)20:00~21:00
場  所:ZOOMミーティング
開催名称:気象情報会社の取り組みと気象情報サービスの防災・減災への利活用について
内  容:座学
話題提供者:中神武志さん(千葉市)
参加人数:17名

令和3年12月11日、会員向けスキルアップ講座 『気象情報会社の取り組みと気象情報サービスの防災・減災への利活用について』が行われました。

【プレゼンテーションの内容】
・気象情報会社の成り立ちと歴史
・企業向けサービスと活用例について
・防災・減災への新たな取り組みと利活用について

講師の所属する気象情報会社が提供する、多岐にわたるきめ細やかなB to B向け情報サービス(航海気象、航空気象、道路・鉄道気象、流通気象、報道気象など)、ユーザー参加型のB to Sサービス、災害時の情報共有支援(防災チャットボット)についてわかりやすく、かつ詳しい説明がありました。

質疑応答では、チャットボット運用における個人情報の扱い、ユーザーから提供された情報活用による予報精度向上の取り組み、予測のもととなる情報源(データ)、独自モデルの有無などについて、参加者からの質問に応じて解説がありました。

気象情報は日常生活や防災に欠かせないものですが、今回は高い精度が求められるB to Bサービスについても様々な事例について興味深く学ぶことができました。
また、防災チャットボットは災害情報の収集、情報発信を一元化し効率よく行う事により、行政と住民の双方に大いに役立つ情報インフラとなり得ることを理解しました。防災士を含む防災関係者が広く防災チャットボットを活用できれば、防災訓練や被災地支援を含め、より質の高い活動や成果につなげることが期待できます。