皆さんの近くに、土砂災害の危険はありますか？

＜当支部の会員である板井秀泰様からの情報提供です。＞

「ちば県民だより　６月号」において、マイ・タイムライン（私の避難計画）の作成を県民に求めています。

皆さんの近くに、土砂災害や洪水・浸水災害につながりそうな区域はありますか？

まず最初に、その点をおさえておくことが重要です。

今回は、土砂災害に注目してみます。

崩れてくる土砂の勢いは凄まじく、家屋等を破壊してしまうので、自宅に留まることは危険です。風雨が強まる前に安全な場所（親戚や知人宅、指定緊急避難場所など）へ避難（「立退き避難」といいます。）することが基本になります。

◆まず最初に確認することは、自宅等が、土砂災害警戒区域、土砂災害特別警戒区域及び指定予定（特別）警戒区域かどうかです。
https://www.pref.chiba.lg.jp/kakan/sabou/keikai/

【重要１】これら区域（含　指定予定）等は、宅地建物取引業法第35条第１項に基づく「重要説明事項」の対象となっています。
https://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000615957.pdf

【重要２】これら区域（含　指定予定）等は、コンクリート等で補強していても決して安全と思わないでください。想定（設計）を超える現象や力は防ぎきれません。避難できる時間を少しでも確保する対策・・・と思って対応することが肝要です。

◆もう一歩進んで、確認しておきたいことは・・・
前述の区域（含　指定予定）等以外、土砂災害の危険はない・・・とは限りません。
不安定な斜面は、少しでも安定した状態になろうとするのが自然です。

基本的に傾斜角30度以上の斜面は崩れる･･･と思ってください。
【地理院地図】
傾斜角30度以上の斜面を視覚化してみました。皆さんの地区はいかがですか？
＜傾斜量図に、傾斜角30～60度部分を着色した図＞
https://maps.gsi.go.jp/#15/35.638813/140.269833/&base=std&base_grayscale=1&ls=std%7Cslopemap%2C0.6%7Cslopezone1map&blend=00&disp=111&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1&d=m&reliefdata=14G0000FFG4.8G0095FFG5G00EEFFG5.8G91FF00G6GFFFF00G6.8GFF8C00G7GFF6800G7.8GFF0000GGFF4400

（ご参考）
◆ハザードマップポータルサイト
様々な防災に役立つ情報を全国どこでも1つの地図上に重ねて閲覧できます。
https://disaportal.gsi.go.jp/

2021年6月2日

2021年6月6日